当ステーションでは定期的な勉強会を開催しています。
超高齢化社会を迎える中、認知症患者も増加しています。その中で実は高齢者のうつ病が潜んでいることもあるのですが、認知症と間違われることもあるようです。
そもそも高齢者はエリクソンの発達理論でいうところのどの段階にあり、どんな課題や危機を抱えているのかを考えなくてはなりません。おひとりおひとりの身体的特徴・生活環境・行動や発言を総合的に見て、目の前におられる高齢者が認知症なのか、それともうつ病なのかを判断しなくてはいけません。勿論、医療機関で診断を受けて頂くことが一番大切です。しかし、自分の家族や知り合いの方でも『あれ?』と思うことがあっても受診に繋がっていないことも多くあります。認知症とうつ病では治療や対応方法が違うので早めに対処していくことが大切です。
高齢者のうつ病の特徴や原因などについてもスタッフ間でも話し合い、訪問看護の中でも観察のポイントとなることについて学びを深めることができました。